当院の治療について|東郷町の内科・血液内科|東郷かみや内科・血液内科・がん内科

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当院の治療について

花粉症

花粉症の3大主徴は、鼻水、くしゃみ、鼻づまりです。目にもかゆみや異物感が出ます。主な治療は薬物治療とアレルゲン免疫療法です。また、花粉のアレルゲンを避けることも大切です。薬物療法は抗ヒスタミン薬の内服、鼻の炎症を抑える点鼻ステロイド薬、鼻づまりを改善するロイコトリエン受容体拮抗薬などを用います。抗ヒスタミン薬は眠気などの副作用がありますが、近年は眠気の出にくい薬も登場しています。目の症状には、抗ヒスタミン薬などの点眼薬を用います。
アレルゲン免疫療法は、原因となるアレルゲンを投与して、身体のアレルギー反応を弱める治療です。注射製剤と舌下製剤(舌下錠)があり、舌下錠ではスギ花粉とダニが保険適用になっています。治療は3年以上行う必要があり、とても根気のいる治療になりますが、治癒が望める唯一の治療です。当院でも受けていただけます。

蕁麻疹

蕁麻疹は、皮膚の一部がくっきりと赤く盛り上がり(膨疹)、膨疹が身体のあちらこちらにできます。しばらくすると皮疹とかゆみが消えるという特徴があります。発症して6週間以内を急性蕁麻疹、それ以上経過した場合を慢性蕁麻疹と呼びます。抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの内服や塗り薬を中心に用います。薬の効果が12~24時間程度のため、薬を中止すると再び症状が出てくることがあるので、症状が治るまで内服を続ける必要があります。慢性蕁麻疹は6週間以上続きます。アレルギーなど原因が明らかな場合は、原因アレルゲンや刺激を避けることが大切です。

食物アレルギー

食物アレルギーは特定の食べ物(牛乳・卵・小麦・果物など)を食べたり、触れたりした後にアレルギー反応が起こる疾患です。症状は様々な臓器にあらわれ、およそ90%に皮膚症状、30%に呼吸器症状や粘膜症状がみられます。アレルギー反応の中で最も問題となるのはアナフィラキシーショックです。意識障害や血圧低下などの症状が伴い、生命が脅かされることがあります。
食物アレルギーの治療は、症状が出ないように原因となる食品を除去する治療と、症状が出現した時に症状を改善させる治療があります。除去療法は原因となる食べ物の除去をすることです。例えば、牛乳アレルギーの場合は、牛乳を摂取しないように除去します。加工品に含まれる場合もよくあるため、食品表示をしっかり確認し、牛乳が含まれていない食品を選びます。

症状が出現した時は、それぞれの臓器について症状の程度に合わせて治療を行います。蕁麻疹やかゆみに対しては、抗ヒスタミン薬、咳やゼーゼー・ヒューヒュー(喘鳴)に対しては、気管支拡張薬の吸入などを行います。症状が重篤で、全身に及び急速に進行するアナフィラキシーではアドレナリンの筋肉注射が必要になります。
あらかじめ採血検査で原因となる食べ物を知っておくことがとても大切です。